現場別・初めての長袖ブルゾンの選び方
『急に総務の購買担当を任された』、『会社から個人で作業着を揃えるよう指示された』など、はじめて作業服を買うことになったあなた。何を買えばいいのか困っていませんか？　デザインだけで選んでいいのか？　と心配な方に、ワークウェアの基本である長袖ブルゾンの選び方を現場別にアドバイス。

運送・倉庫業におすすめの長袖ブルゾン

お客様の荷物や商品を扱う物流関係では、荷物を傷つけない樹脂ボタン・樹脂ファスナーや、ボタンが表に出ないヒヨク（二重前タテ）タイプのデザインを選びましょう。動きやすいストレッチ性は不可欠です。脇や肩などの関節部分だけニットを使ったものは負担がかからずおすすめです。また、空調の効いた倉庫とは限りません。蒸れにくく汗が乾きやすいポリ65％以上の生地が定番です。

建設・建築現場におすすめの長袖ブルゾン

ハードな現場では丈夫さと共に、何度も洗濯しますので形態安定加工の製品がおすすめです。腕の上げ下げが楽な背中の切れ込み（ノーフォーク仕様）があると快適ですね。吸汗速乾性や防臭加工も好まれます。また、鉄骨の切断や溶接など火を扱う作業なら、綿100％素材は外せません。

電気工事・電気設備工事におすすめの長袖ブルゾン

当然、制電性が必須です。当店ではJIS T8118規格品で絞り込んでチェックできますのでご利用ください。集中を欠くと即危険に繋がる仕事ですから、吸汗速乾性や接触冷感などで暑さが気にならないユニフォームがおすすめです。こうした用途向けの作業着はポケットもファスナー付きで落下を防止するなど、用途を意識したデザインの最適化が進んでいます。

営業・配達作業におすすめの長袖ブルゾン

ペンや伝票、配達票や名刺など、様々な小物を身に着ける配達員や営業マン向けには多ポケットタイプのブルゾンがおすすめ。出し入れが多いのでファスナー式よりも、深めや逆玉式ポケット、スマホ用ポケットなどの方が便利です。また、見た目が大事な仕事ですから、防汚加工や形態安定加工、埃がつきにくい制電素材などの機能素材もおすすめです。